ネットワーク超入門講座 第4版

ネットワーク入門のベストセラー

今までネットワークなんて学んだことないという方に最適な本です。ネットワークとは何なのかについてのざっくりした解説から入り、身近な装置の実例などが紹介されていきます。さらっと読み進めるだけでも理解しやすく、いつのまにか知識がつきます。

三上 信男 (著)
出版社: SBクリエイティブ (2018/2/28)、出典:出版社HP

はじめに

本書は「ネットワーク超入門講座」の第4版です。2008年4月に第1版が刊行されてから約10年、おかげさまで7万人以上の読者に読んでいただくことができました。
今やネットワークは社会全体を支える重要なインフラになりました。デ ジタル化が加速し、「人」「モノ」「情報」がつながることで、今後ますます 人々の暮らしや娯楽、学習の仕方、そして働き方までが大きく進化していくでしょう。
第4版では、第3版の内容からさらに現状のネットワーク環境に合わせた 修正、新たな情報の追加を行っています。特に技術変化の著しい無線LAN については、今の現場に即したものを反映しました。
ネットワーク技術は日々進歩していきますが、その一方で、いつまでも 陳腐化しない、根本的で重要なことがあります。それは「ネットワークの 基礎知識」と「現場の実態を俯瞰的に提える力」です。本書では、そうした 根本的な力を養うことを目的とし、ネットワークを広い視野から捉えつつ、 基礎的な技術について丁寧に解説しています。

本書の対象読者は、これからネットワークの仕事に携わる初心者の方々 です。また、ネットワークエンジニアを管理する立場の方々にも、概念を 理解するうえで最適です。たとえば、次のような読者を想定しています。
・ これからネットワークの仕事をするが、何をどこから勉強すればよいのかわからない
・ 過去にネットワークの書籍をいろいろ読んだが、内容が難解で挫折してしまった
・スイッチ、ルータ、セキュリティ、IP電話から無線LANのことまで幅広く学びたい
・ネットワークの個々の技術だけでなく、ネットワークの全体像や現場の
様子も知りたい 細かい技術はさておき、部下や同僚とコミュニケーションができるレベ ルにはなりたい
このような要望に応え、必要な知識が読者の脳裏に焼き付くよう、テキ ストに図解と実際の現場写真を盛り込んでまとめあげました。

本書が読者の皆さんにとって、ネットワークの仕事を志すきっかけとなれば幸いです。そして、読者の皆さんがそれぞれの立場から将来のネット ワークのあり方を考え、ICT産業全体の発展に貢献することを願っています。
最後に本書を執筆・出版するにあたり、お世話になったSBクリエイティ プ株式会社の友保健太様、元大学教授の久米原栄様、筆者の技術の根底を 作り上げてくださった崎本隆二様、日頃より筆者を激励し気遣ってくださる松本次郎様、北村隆様、高橋圭様、住友昭宏様、梶原久史様、Gene様、 そして日本全国のCCIE認定者の皆様に、この場を借りて感謝いたします。 本当にありがとうございました。
2018年2月 三上信男

三上 信男 (著)
出版社: SBクリエイティブ (2018/2/28)、出典:出版社HP

目次

CHAPTER 1 ネットワークの全体像
1-1 誰のためのネットワーク?
誰がネットワークを使うのか
どこでネットワークを使うのか
サービスプロバイダー向けネットワーク
1-2 ネットワークの形態
LANとWAN
イントラネット(社内イントラネット)
一般的なネットワーク構成
ネットワークの全体構成
小規模拠点ネットワーク
中規模拠点ネットワーク
大規模拠点ネットワーク

CHAPTER 2 LAN超入門
2-1OSI基本参照モデル
通信するうえでの大前提。
OSI基本参照モデル
2-2 LAN,
ネットワーク全体におけるLANの位置付け
LANの構成要素
LANの配線
IPアドレス
ネットワーク機器に住所を割り当てる
IPアドレスのクラス
割り当てできないアドレス
特殊用途のアドレス
サブネットマスク
グローバルアドレスとプライベートアドレス
2-4 IPv6
IPv6の概要
IPv6アドレスの表記

CHAPTER 3
WANIB AP9
3-1 WANとは
「外」との接続
誰が運用管理しサービスとして提供してくれるのか
ネットワークの紹続性を考慮したWAN構成
3-2 WANにおける登場人物
WANにつなぐための「宅内装置(アクセスルータ)」
WANとLANの伝送方式を変換する「回線終端装置」
WANの足回り「アクセス回線」
高速道路「WAN中継」
3-3 WAN回線のサービス
通信事業者が提供する通信欄
インターネット

CHAPTER4 スイッチ超入門
4-1 スイッチの話に入る前に
ここからの心がまえ
4-2 リピータハブとブリッジ
CSMA/CD方式 コリジョンドメイン
コリジョンドメインを分割できるブリッジ
4-3 まずスイッチの基本を押さえる
リピータハブとの違い
ブリッジからスイッチへ
これだけは覚えようスイッチのポイント
4-4 組織編制―あなたならどう対処する?(VLAN)
LANとブロードキャストドメイン
トランクリンクで1本のケーブルに複数のVLANフレームを流す
VLAN 18 いろいろあるスイッチの種類
IPの概念が入るレイヤ3スイッチ
ネットワークの負荷を分散するロードバランサ(レイヤ4-7スイッチ)
4-6冗長化でネットワークの信頼性を高める
スイッチ本体の元化
スイッチのシングルー
スパニングツリープロトコルを使わない冗長化手法が主流に

CHAPTER5 ルータ超入門
5-1 ネットワーク全体におけるルータの位置付け
小規模拠点でのルータは一番重要な機器
中・大規模拠点でのルータはネットワーク間の橋渡し役に徹する
5-2 ルータの役割と基本原理
ルータはネットワーク層に該当する機器
ルーティング
ルーティングプロトコル
一致するルーティング情報がないときに送付させるルート
異なるLAN間の接続
5-3 ルータにも種類がある.
サービスプロバイダー向けネットワークでは一番ハイスペックなル
WANネットワークで使われるルータ
宅内におけるルータはレイヤ3スイッチ
そのほかのルータの種類
5-4 レイヤ3スイッチとの違い
パケット転送をハードウェア処理するレイヤ3スイッチ
ルータはVPNやNATINAPTをサポートする
ルータを効果的に使うには
パケットフィルタリング
冗長化でネットワークの信頼性を高める

CHAPTER6 セキュリティ超入門
6-1 ネットワークセキュリティの考え方
セキュリティ全般の視点
6-2「何から守るか?」 外部からの犯行の代表例
6-3外部からの犯行への対策.
ファイアウォールとは
ファイアウォールの機能のポイント
ファイアウォールにも限界がある
6-4「何から守るか?」内部からの犯行に備える。
内部からの犯行
ユーザー認証
情報データの暗号化
物理セキュリティ
6-5高度化するネットワーク活用に対応する
ファイアウォールからUTMへ
アプリケーションコントロールの時代へ
次世代のファイアウォールでは7.

CHAPTER 7 VoIP 2 AP
7-1 VoIPの基礎知識
「もしもし」をIP化する
IP電話を利用する方法
IP電話の構成要素
人の声をIPネットワーク湖へ流す
アナログ電話機をIPネットワーク網に参加させる
電話機も含めて音声をオールIP化
電話機をネットワーク上から消す。
音声信号がIPパケットへ変換されるまで
端末だけでもVoIP環境は作れる
VoIPの肝、IPネットワークで音声品質を確保する
電話番号とIPアドレス情報を集中管理
送信側と同じ間隔で再生する必要がある
「こんにちは」をデジタル信号に
7-3 VoIPシグナリングプロトコル
そもそもVoIPシグナリングプロトコルとは
現在主流のプロトコル SiP 音声品質の基礎知識
音声の品質が悪くなる要因
コーデックの圧縮率が高くなると音声品質が劣化する
発生場所
運に対処する
音がぶつぶつ切れる
音のやまびこ現象、

CHAPTER8 無線LAN超入門
8-1 無線LANとは
無線LANの基本構成
無線LANの設置場所
無線LANの通信モード
無線LANの規格
無線LANの仕組み
無線LANの接続手順
CSMACA 無線LANアクセスポイントのカバー範囲
チャネル設計
8-3無線LANのセキュリティー
無線LAN機器のセキュリティ対策機能。
APPENDIX AIR
仮想化 ネットワークから見たスマートデバイス

本書で扱う内容

現在の企業ネットワークの主要な構成要素をまとめたのが下の図です。本 書では図のような企業ネットワークをモデルとして、ネットワークの全体構成から始まって、それぞれのネットワーク機器について順番に解説していきます。
各章でお話しする内容が企業ネットワークのどの部分にあたるのか、この 図で確認しておいてください。

CHAPTER1
ネットワークの全体像

本章ではネットワークの種類、形態、基本的な構成 について学びます。企業ネットワークになじみがない人にとっては、ネットワークが実際にどんな姿を しているか、なかなかイメージできないと思います。 そこで、まずは物理的な観点でネットワークの全体 像をつかむことから始めましょう。

三上 信男 (著)
出版社: SBクリエイティブ (2018/2/28)、出典:出版社HP