いちばんやさしいExcelピボットテーブルの教本 人気講師が教えるデータ集計 が一瞬で終わる方法 (「いちばんやさしい教本」シリーズ)

講義、実践のワークショップ形式だから分かる!

ピボットテーブルの機能、操作方法、そして利便性など、基礎的な内容から始まりパワーピポットまで全て詳しく解説されています。Excelを使う上で非常に重要な機能であるピボットテーブルを、この1冊でマスターすることができるでしょう。

 

 

はじめに

本書は、ピボットテーブルで集計作業を瞬時に終わらせるノウハウを
まとめた本です。もし次のような状況でお困りなら、本書はきっとお役に立てるでしょう。
・毎月作成しているレポートに、数値を手作業で転記をしている
・レポートを作るときに足し算や、SUM関数をひたすら手入力している
・同僚やお客さんからもらうデータが使いづらく、集計が自動化できない

私が、この本でもっともお伝えしたいことは、ピボットテーブルでの集計・分析において大事なのは「元データを整形するテクニック」だということです。 実は、ピボットテーブルの集計作業自体はさほど難しくありません。1集計 しやすい元データを作る、2ピボットテーブルで集計をする――このパター ンに沿って作業をするだけで、集計作業は一瞬で終わります。注目してほし いのは、「ピボットテーブルで集計をする」前に、「集計しやすい元データを作 る」ステップが必要だということです。

実際の業務では、ピボットテーブルに適した状態でデータが準備されている とは限りません。実際、私が監査法人や会計事務所で仕事をしてきた中で、 使いにくいデータしか入手できないケースが頻繁にありました。こうしたデータでピボットテーブルを使うには、集計の前段階として「集計しやすい元 データ」を自力で作る必要があるのです。そこで本書では、「集計しやすい元 データを作る」方法を詳細に説明していきます。
皆さんは、「ピボットテーブルは難しい」という漠然としたイメージがあるか もしれません。でも、実際には、誰でもできる単純作業を行っているだけです。 本書では、ピボットテーブルの行っている処理を1ステップずつ再現して説明 をしています。それを見れば、ピボットテーブルが何をしているか、すぐに 理解できるでしょう。
難しそうだからと躊躇する必要はありません。本書を手にピボットテーブル に挑戦してみましょう。本書で紹介するパターンに従えば、ほとんどの集計 作業が瞬時に終わります。ぜひ、その世界を、あなた自身で体験してみてく ださい。
2019年8月 羽毛田睦土

 

「いちばんやさしい Excelピボットテーブル の教本」の読み方

「いちばんやさしいExcelピボットテーブルの本」は、はじめての人でも迷わないように、わかりやすい説明と大きな画面で Excelピボットテーブ ルを使ったデータの集計方法を解説しています。
「何のためにやるのか」 がわかる!
薄く色の付いたページでは、Excelピボットテーブ ルでデータを集計する際に必要な考え方を解説 しています。実際のページの作成に入る前に、操 作の目的と意味をしっかり理解してから取り組め ます。

タイトル
レッスンの目的をわかりやすくまとめています。
レッスンのポイント
このレッスンを読むとどうなるのか、 何に役立つのかを解説しています。
解説
データを集計する際の大事な考え方を、画 面や図解をまじえて丁寧に解説しています。
講師によるポイント
特に重要なポイントでは、講師が登場 して確認・念押しします。

「どうやってやるのか」 がわかる!
操作手順は、大きな画面で1つ1つのステップを 丁寧に解説しています。役立つ知識や注意点に ついて補足説明もあるので、つまずきません。
手順
番号順に操作をしていきます。画面のどこを 操作するのかも、赤く囲んで指しています。
ワンポイント
レッスンに関連する知識や知 っておくと役立つ知識を、コラムで解説しています。

いちばんやさしい Excelピボットテーブル
人気講師が教える データ集計が一瞬で終わる方法

Contents

目次
著者プロフィール
はじめに
本書の読み方
索引
本書のサンプルファイルのダウンロードについて

Chapter1 ピボットテーブルの学習を始める前に
[ピボットテーブルとは] ピボットテーブルで何ができるのかを知ろう
[ピボットテーブルのメリット] ピボットテーブルの3つのメリットを知ろう
[ピボットテーブルを使う3ステップ] ピボットテーブルを3つのステップで使いこなす

Chapter2 ピボットテーブルの仕組みを理解しよう
[ピボットテーブルの集計の仕組み]ピボットテーブルが行っている作業を理解しよう
[切り口に沿った集計の仕組み] 同じ元データをさまざまな切り口で集計する仕組みを理解しよう
[ピボットテーブルの基本操作] Excelでピボットテーブルを作ってみよう
[集計の切り口の変更] ピボットテーブルで集計の切り口を変えてみよう
[複数項目での集計] 複雑な表を集計する仕組みを理解しよう
[エリアセクションの使い方] ピボットテーブルで複雑な表を作ろう
[データの更新] ピボットテーブルに元データの修正を反映させよう
[データの個数の集計] ピボットテーブルを使って件数を集計しよう

Chapter3 分析しやすい形の元データを 3準備しよう
[データベースとは] 集計に使う元データをデータベースの形式に整えよう
[データベースの列見出しを整える] 列見出しは1行にまとめ、空欄を作らないようにしよう
[データベースの空欄を埋める] 値の入力を省略しないようにしよう
[データベースを1つの表にまとめる] 複数の表に分割された元データは1つの表にまとめよう
[テーブルとは] 元データをテーブルに変換して扱いやすくしよう
[表記の統一] 取引先名、商品名などの表記ゆれを統一しよう
[数値・文字列の統一]見た目は同じでも中身が違う数値・文字列を統一しよう

Chapter4元データに列を追加して思い通りの集計表を作ろう
[思い通りの集計表を作る]ピボットテーブルで思い通りの表が作れない原因とは?
[集計の切り口を意識する]ピボットテーブルで表を作るときは集計の切り口を意識しよう
[元データに列を追加する] 集計表の軸に合わせて、元データに列を追加しよう
[グループ化] グループ化の機能で切り口を変えて集計をしよう
[数値列を整形する]数値列をピボットテーブルで扱いやすい形に整形しよう

Chapter5 ピボットテーブルの 表示を整えよう
[書式の設定] ピボットテーブルの書式を設定しよう
[小計の非表示、表レイアウトの変更] 行または列に複数の項目を表示するときの見た目を整えよう
[表示順の並べ替え] 項目の並び順を変えて集計表を読みやすくしよう
[並べ替えの工夫] コードを付けて柔軟に表示順を並べ替えよう
[件数・比率・累計の計算] ピボットテーブルで件数・比率・累計を計算しよう
[複数のフィールドの追加] 金額と一緒に件数・比率・累計を集計表に表示しよう
[項目名の書き換え] 項目名を変更して数値の意図を明確にしよう
[フィルター] フィルターをかけて必要なデータだけ集計表に表示しよう
[フィルターの応用] SL集計表にないデータや、総計でフィルターをかけよう

Chapter6 Power Queryで不完全な表をデータベースに整形しよう
[Power Queryエディターの起動] Power Queryの使い方を学ぼう
[Power Queryエディターの基本操作] Power Queryの基本的な操作を確認しよう
[クエリの更新] 作成済みのクエリを更新しよう
[クエリの修正、削除、再出力] 作成済みのクエリを修正しよう

Chapter7さまざまな形式の表を データベースの形に加工しよう
[Power Queryを使ったデータ整形] 日付別に作成された表をデータベースに加工しよう
[ピボット解除、行列の削除] マトリックス型の表をデータベース型に変換しよう
[複数シートの集約] 複数シートのデータを1シートにまとめよう
[1行のデータを複数行に分割する] 拠点間在庫移動データを入庫表と出庫表に分割しよう
[複数ブックの読み込み] 複数ブックを1シートにまとめよう
[CSVファイルの読み込み] CSVファイルを読み込もう

Chapter8ピボットテーブルを 集計や照合に活用しよう
[重複の削除、件数を数える] 重複のない一覧を作成し、件数を数えてみよう
[複数リストの照合、差異把握] 2つのリストを照合して差異を見つけよう
[差異の照合] 売上明細と入金明細を照合して差額を計算しよう
[2つの列の差額を計算する] 経費の年度別の比較表を作ろう
[増減表の作成] 1カ月間の在庫増減表を作ろう
[月末時点での累計を含む推移表の作成] 複数月にわたる在庫推移表を作ろう

Chapter9ピボットテーブルを もっと便利に使おう
[ドリルスルー]ダブルクリックで集計元の明細を確認しよう
[スライサーとタイムライン] スライサーとタイムラインで直感的にデータを絞り込もう
[ピボットグラフ] ピボットテーブルの集計結果をグラフ化しよう
[ピボットテーブルの空欄を0で埋める] ピボットテーブルの空欄は「0」で埋める設定にしておこう
[ピボットテーブルを参照する数式] ピボットテーブルで集計した結果を数式で参照するときの注意点!

Chapter10 今後の学習に向けて
[SUMIFS関数、COUNTIFS関数] 関数とピボットテーブルをうまく使い分けよう
[参考資料] 本書のあとにおすすめする参考書

Chapter1 ピボットテーブルの学習を始める前に
最初に、ピボットテーブルのおおまかなイメージをお伝えします。ピボットテーブルを使うと何ができるのか、使いこなすためにはどういう知識 が必要になるのかを把握しましょう。

著者プロフィール
羽毛田睦土(はけたまこと)
公認会計士・税理士 「経理・会計事務所向けエクセルスピードアップ講座」運営 東京大学理学部数学科を卒業後、デロイトトーマツコンサルティン グ株式会社(現アビームコンサルティング株式会社)、監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)勤務を経て独立し会計事 務所を設立。データベーススペシャリスト・ネットワークスペシャ リスト資格を保有する異色の公認会計士。 月間アクセス 65万PVのブログ「経理・会計事務所向けエクセルス ピードアップ講座」を運営。手作業で丸1日かかる作業をピボット テーブルで一瞬で終わらせたノウハウをセミナーで紹介。その他、 日常業務を楽にするためのエクセルの使い方を伝えるセミナーを定 期的に開催中。

経理・会計事務所向けエクセルスピードアップ講座:https://www.excelspeedup.com/

本書は、Microsoft Excelについて、2019年8月時点での情報を掲載しています。
また、Microsoft ExcelのバージョンはOffice 365を使用しています。
本文内の製品名およびサービス名は、一般に各開発メーカーおよびサービス提供元の登録商標または商標で。
なお、本文中にはTMおよびRマークは明記していません。