図解即戦力 amazon web servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書

ここから始めるAWSの1冊

AWSのクラウドサービスの知識がまだない初心者は、この本は有用になります。図表なども豊富でビジュアル的にも把握がしやすい1冊です。クラウドをAmazonから初めたい、そのような方が最初に読んでみるとよいでしょう。

小笠原 種高 (著)
出版社: 技術評論社 (2019/11/7)
、出典:出版社HP

はじめに

AWS(Amazon Web Services)は、インターネット通販で有名なAmazon.comが、自社のノウハウを生かして提供している「クラウドコンピューティングサービス」です。

「クラウド」という言葉を聞くようになってから、ずいぶん経ちました。始まった当初は、海のものとも山のものともつかぬ一時の流行のように見られていたクラウドですが、現在では政府情報システムを「クラウド・バイ・デフォルト原則」とするとうたわれるぐらいには、社会インフラとしての重要度が上がっています。

このクラウドの代表格といってもよいのがAWSです。AWSでは、Webに関する機能だけではなく、自社システムや、機械学習、インフラに関わる機能まで、実に幅広いサービスを提供しています。その位置付けは、「レンタルサーバーのかわりにAWS」のような「何かの代替品」ではなく、システムやインフラを構築する上で、なくてはならない概念に変わりつつあります。

本書では、AWSの主要サービスであるAmazon EC2や、Amazon S3を紹介しながら、AWSやクラウドの基本的な概念をわかりやすく、図を多く用いて解説しました。AWSは、従来のコンピューティングサービスとは違うサービスですが、その根幹にある考え方や技術は同じです。AWSのサービスは幅が広いので、最初は戸惑うかもしれません。しかし、どのようなサービスで、どのような特徴があり、どのように使っていけばよいのか、本書を読み終わったときには、あなたの頭の中には、さまざまなAWS活用術が浮かんでいるはずです。
次々と進化し、変化し続けるAWSの世界をぜひ楽しんでください。

2019年10月9日小笠原種高

はじめにお読みください

本書に記載された内容は、情報の提供のみを目的としています。したがって、本書を用いた運用は、必ずお客様自身の責任と判断によって行ってください。これらの情報の運用の結果について、技術評論社および著者はいかなる責任も負いません。
本書記載の内容は、2019年10月現在のものを掲載しています。そのため、ご利用時には変更されている場合もあります。また、ソフトウェアはバージョンアップされることがあり、本書の説明とは機能や画面が異なってしまうこともあります。
以上の注意事項をご承諾いただいた上で、本書をご利用願います。これらの注意事項をお読みいただかずにお問い合わせいただいても、技術評論社および著者は対処できません。あらかじめ、ご承知おきください。

●本書で紹介している商品名、製品名等の名称は、すべて関係団体の商標または登録商標です。
●なお、本文中に™️マーク、®︎マーク、©️マークは明記しておりません。

目次 Contents

1章
Amazon Web Servicesの基礎知識
01 Amazon Web Servicesとは
~Amazonが提供するクラウドサービス
02 AWSのサービス
~165種類以上のサービスを提供
03 AWSのコスト
~初期コストが安く済むがランニングコストがやや高い
04 AWSの利用のしくみ
~誰でもかんたんにサービスを利用できる
05 AWSの導入事例
~大手企業や政府機関での採用も多数
06 AWSの導入方法
~アカウントを作成してサインインするだけ

2章
AWSを知るためのクラウド&ネットワークのしくみ
07 クラウドとオンプレミス
~クラウドコンピューティングのしくみ
08 仮想化と分散処理
~クラウドを支える2大技術
09 SaaS、PaaS、IaaS
~クラウドのサービス提供形式
10 サーバーとインスタンス
~ネットワーク上に作られた仮想サーバー
11 LAN
~LANを構成する技術
12 IPアドレスとDNS
~ネットワーク上の場所を特定するしくみ
13 Webのしくみ
~Webサイトをとりまく技術

3章
AWSを使うためのツール
14 AWSの使い方とアカウント
~AWSに用意された便利なツール
15 マネジメントコンソールとダッシュボード
~シンプルで直感的な管理ツール
16 AWS IAMとアクセス権
~アクセス権限を設定
17 Amazon CloudWatch
~Amazon EC2のリソース状況を監視
18 AWS Billing and Cost Management
~AWSのコスト管理
19 リージョンとアベイラビリティーゾーン
~世界各国にあるデータセンター

4章
サーバーサービス「Amazon EC2」
20 Amazon EC2とは
~すぐに実行環境が整う仮想サーバー
21 EC2を使用する流れ
~仮想サーバーを使うまで
22 インスタンスの作成と料金
~仮想サーバーの作成例
23 Amazonマシンイメージ(AM)
~OSやソフトウェアがインストールされたディスクイメージ
24 インスタンスタイプ
~用途にあわせてマシンを選択
25 Amazon EBS
~Amazon EC2のストレージボリューム
26 SSHを使ったアクセスとキーペア
~公開鍵暗号方式を利用したアクセス管理
27 Elastic IPアドレス
~固定グローバルIPアドレスを付与
28 Elastic Load Balancing
~トラフィックを振り分ける分散装置
29 スナップショット
~サーバーのデータをバックアップ
30 Auto Scaling
~需要に合わせてEC2の台数を増減

5章
ストレージサービス「Amazon S3」
31 Amazon S3とは
~高機能で使いやすいストレージサービス
32 ストレージクラス
~多様なストレージの種類
33 S3を使用する流れ
~ストレージサービスを使うまで
34 オブジェクトとパケット
~ファイルとファイルの格納場所
35 バケットポリシーとユーザーポリシー
~アクセス制限の設定
36 Webサイトホスティング
~Webサイトの公開
37 ファイルのアップロードとダウンロード
~さまざまなファイルアップロード方法
38 アクセス管理と改ざん防止
~不審なアクセスを監視
39 バージョニング・ライフサイクル・レプリケーション
~保存されたオブジェクトの管理
40 データ分析との連携
~保存したデータの分析
41 Amazon CloudFront
~コンテンツ配信サービス

6章
仮想ネットワークサービス「Amazon VPC」
42 Amazon VPCとは
~AWS上に作成する仮想ネットワーク
43 VPCを使うまでの流れ
~仮想ネットワークを使うまで
44 デフォルトVPC
~あらかじめ用意されたVPC
45 サブネットとDHCP
~使用するレンジの選択
46 ルーティングとNAT
~グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスを変換
47 インターネットゲートウェイとNATゲートウェイ
〜VPCからインターネットに接続
48 セキュリティグループとネットワーク ACL
~セキュリティの設定
49 VPCエンドポイント
~ほかのAWSサービスやエンドポイントサービスと接続
50 VPCの接続
〜VPC同士の接続とVPCとVPNの接続

7章
データベースサービス「Amazon RDS」
51 データベースとRDB
~データを管理するシステム
52 Amazon RDSとは
~主要RDBMSが使えるデータベースサービス
53 RDSで使えるDBMS
~選べるデータベースエンジン
54 RDSを使用する流れ
~データベースを使うまで
55 キーバリュー型のデータベース
~キーで管理するデータベースサービス
56 そのほかのデータベース
~各種用意されたデータベースサービス

8章
そのほかの知っておきたいAWSのサービス
57 Amazon Route 53
~AWSのDNSサービス
58 AWS Lambda
~サーバーレスでイベントを自動実行
59 AWSのコンテナサービス
~アプリケーション単位で実行できる仮想環境
索引

小笠原 種高 (著)
出版社: 技術評論社 (2019/11/7)
、出典:出版社HP